なぜ“食生活改善”の第一歩は自分を知ることなのか
40代になると健康診断の数値が気になったり、家族には気を配っても自分の食事はつい後回しにしがちです。そんな中で気づいたのは、食生活改善の第一歩は「特別なこと」ではなく、まず自分の食事を振り返ることでした。
入院中の栄養指導で学んだこと
最初に聞かれたのは「朝・昼・夜の食事」
栄養士さんから最初に聞かれたのは、とてもシンプルな質問でした。
「普段、朝・昼・夜にどんな食事をしていますか?」
さらに「1日3食×30日=1か月で90食。その積み重ねが体をつくります」と教えていただきました。数字で示されると、1食の重みがずしりと伝わり、普段の食事を見直すきっかけになりました。
私の食事を振り返って気づいた偏り
実際に振り返ってみると、私の朝食は「トースト・ジャム・バナナ・ヨーグルト・コーヒー」。一見、普通でバランスも取れていそうですが、実は野菜やタンパク質が不足していました。
さらに昼食は、忙しい日は「菓子パンと野菜ジュース」で済ませることも多く、栄養指導ではこれがNGと指摘されました。よくよく思い返すと、私は夜だけ気をつけて食事を整えていたつもりで、朝と昼はほとんど意識できていなかったのです。自分では「よくある食事」と思っていた内容が、偏りだらけだったことに気づかされました。
40代主婦でもできる!食生活を知るシンプルな方法
スマホで写真を撮るだけ
「食生活を知る」といっても、難しい方法は必要ありません。まずは1週間分の食事をスマホで撮るだけで十分です。あとから見返すと「野菜が少ない日が続いている」「炭水化物ばかりの日が多い」など、自分の食事のクセがはっきりと見えてきます。
主食・主菜・副菜をざっくり意識
毎食しっかり献立を整えるのは大変ですが、基本の「主食・主菜・副菜」を意識するだけでも改善につながります。ごはんやパンだけで終わらず、タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)や野菜を足すことを意識すると、自然とバランスが整いやすくなります。
小さな工夫で補う
食生活改善は「頑張りすぎない工夫」から始めるのがコツです。
たとえば、
- 朝食にゆで卵を1つ足す
- 昼食にスープやサラダを添える
- 間食をナッツや果物に変えてみる
まとめ:食生活改善の第一歩は“気づくこと”
入院中の栄養指導で学んだ「90食の積み重ね」という言葉は、今も私の食生活の軸になっています。無理な制限ではなく、自分の食事に気づくだけで選び方が変わり、食生活改善につながります。40代主婦の忙しい毎日でも、できることから少しずつ始めていきましょう。


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